大学入試の仕組みが激変中❕知らないと損しますよ❕part 2
大学入試の仕組みが激変中❕知らないと損しますよ❕part 2
またまた、大学受験の話になります。保護者の方の世代は、ほとんどが、筆記試験で、大学入試を経験された世代だと思います。その世代の方々からすると、大学附属の高校やスポーツ推薦での大学進学以外は、ほぼ筆記試験での進学であったと思います。
何回かお話ししましたが、現在は、私立大学の半数近くが、学校推薦型選抜(公募推薦・指定校推薦等)か総合型選抜(旧AO入試)で進学します。(すなわち、筆記試験以外)
特に、総合型選抜においては、国公立理系で女子の募集枠も増えてきています。
このようなことには、公立の上位校を卒業された保護者の方ほど、ビックリされています。(公立2~3番手高校は、推薦系ではなく、一般選抜を強く押し、指定校推薦等を押さないが故に、どんどん指定校推薦の枠が減ってきているようです。)
大阪府の私立・公立高校の入試(進学)実績の勢力図は、保護者の方の学生時代と比べてガラッと変わってきています。加えて、先程からお伝えしているように、大学入試の状況も大きく様変わりしてきています。大学入学までの道筋は、極めて多様になってきつつあります。
塾業界も、「たくさん勉強して、いい高校に合格すれば、何とかなる!」から「いかにして、大学にたどり着くか?のノウハウをたくさん持っている塾に評価軸が移っていくと思われます。特に、高校受験までしか生徒さんが在籍せずに、大学入試の情報に暗い先生の偏差値重視の進路指導・有名校や有名コースへの進路指導は、???がつく時代がやってきています。現に、当教室での高校生の保護者の方のご相談のほとんどが、「もっと早く知っておけばよかった。」「聞いていなかった。」とおっしゃる時代になってきています。さらに、普通進学系のクラスの生徒(推薦系入試)が特進系のクラスの生徒(一般系入試)より上位の大学に進学する事例も増えてきつつあります。
加えて、高校入試・中学入試を中心とした塾(学校)の先生の多くが、筆記試験で、大学入試を経験されていて、推薦系の受験経験が少ないのも時代にそぐわなくなっているのかもしれません。
しつこいようですが、高校合格がゴールではありません。大学進学や将来就く職業を意識しての進学・受験が大切な時代がきています。
ただし、国公立大学は、80%前後が筆記試験であることは忘れてはいけません。
おまけ:「今の子供たちの 65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就く 。“今後 10~20 年で、雇用者の約 47%の仕事が自動化される」 (文部科学省教職員の指導体制の在り方に関する懇談会提言より抜粋) アップデートが重要な時代がやって来ました。
いろんな受験スタイルを伝えたい塾屋より