個別指導に通塾しなくても集団型で充分な生徒さんって? 8月22日号
個別指導に通塾しなくても集団型で充分な生徒さんって?
まず、個別指導が、どのような需要があって出てきたか?ついて説明しておく必要がありそうです。かつては、集団型の授業がほとんどの時代で、かなりの生徒さんが塾通いするにあたり、集団で受け入れきれない生徒が出始めました。それは、
・著しく勉強が遅れていて、集団型では、遡り勉強をしてあげられない。
・上記とは逆に、私立の進学校で進度が早く、集団型の塾で対応してもらいにくい。
・塾以外の習いものが多く、時間割の固定されている集団型の塾に通いにくい。
・外部のスポーツクラブチームや学校の熱心なクラブに入っていて、時間割の固定され
ている集団型の塾に通いにくい。
・英語に特化した塾に長年通っているので、英語を習わなくて済む集団塾が少ない。
・評判のいい集団塾に通っているが、折り合いの悪い、苦手科目の担当講師がいる。
・指定校推薦で大学に進学させたいが、今日明日の学校の勉強・定期テストに対応して
くれる集団塾が少ない。
・一斉に、目指せ!~高校! 目指せ!~大学といわれるが、それ以外が志望校なので、個別
に対応してもらえない。
上記のような需要に支えられて個別指導は、進化してきました。文字通り、個別の要望に応えてきた形です。
ということは、上記の条件に当てはまらない生徒さんが、集団で充分と考えられます。
・学校の授業が分かっている。
・塾以外の習いものは少ない。
・熱心な・強い学校のクラブ・外部のクラブチームに所属してはいない。
・英語の力をつけて、それを使って進学しようとは思っていない。
・一般入試で合格をねらっているので、学校に寄り添う指導は必要ない。
・行きたい高校・大学に即した指導の集団型の塾がいい。
対費用効果の面から考えると、集団型の指導のほうが、効率がいいと思われますが、本人の納得・適性に応じた進路指導・決定・勉強以外に費やすことのできる時間の確保などのことを考慮に入れると????????
騒がせるだけ騒がしてすいません。結論から言うと、どちらの指導法も正しいと考えます。ただし、その選択を誤ると、大変なことに・・・・
塾がいらないという素晴らしい生徒さんもまれにいらっしゃいますが・・・
以上、塾歴40年のT浦先生の独り言