小学生の国語の勉強法

 

基本的な「読み」「書き」の学習

読む練習は、「音読」をスラスラ出来るようになるまで、繰り返し文章を読むことで身に付きます。

読書が嫌いな子供は、どうしても読書量が少なくなるため、伸び悩む傾向があります。

少しでも読書に興味を持たせるために、親ではなく、子供に読む本を選ばせる習慣を付けま
しょう。

10冊までは親が選定しても問題ありません。その10冊の中から選ぶのは子供自身です。

「自分で選ぶ」という行為が、子供の気持ちを高め、興味を持って読書できるようになるのです。

野球が好きならば野球の話、サッカーが好きならばサッカーの話の本でも、きっかけは構いません。

読むことの抵抗を少なくし、自主的に読書できる環境を整えていきましょう。

書きの練習は、漢字検定などの準備を通じて、「漢字と熟語」の勉強をしていきます。

文章を書くことが苦手な場合は、まずは日記などで、少ない量から書く練習をしていくのがいいでしょう。

日記であれば自分の考えを自由にまとめることができるので、子供も書き易いです。

読むことと読解できていることは別

実際のところ、文章を読めるかどうかということになると、ほとんどの子供が読めます。

子供自身も読めているという実感があります。

しかし、「読む」ということと、「読解できている」ということは話が別です。

低学年であれば、読書した後に親が要点を質問してみましょう。話の内容をしっかり理解できているのか、ただ読んだだけなのかはすぐにわかります。

読解力とは、「どんなことが起こったのか」、「主人公はどう思ったのか」、「主人公はどんな行動をとったのか」、「著者は何が言いたいのか」ということを読み取る力です。

また、言葉を漢字で書けても、その言葉をどのような状況で使用するのかまで学習できていないケースもあります。例えば、「厳か」という言葉が書けても、実際にどのような雰囲気が厳かなのか理解できていないのです。

そうなると、厳かという言葉を用いて、文章を書きなさいという記述問題が出題された際に対応できなくなります。

日常生活で親が的確な言葉を用いているかどうかが重要です。初詣の参拝に出かけた際に、厳かな雰囲気だね、と一言親が発することで、子供はその言葉の本当の意味や使い方を学習するのです。

本当に必要になる国語の読解力や表現力は、本人任せにしても、まったく伸びない場合がありますので、注意が必要です。

 

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