集団指導塾のメリット・デメリットとは？

今回のテーマは塾選びの際に重要な内容です。

集団指導のメリット

同じ生徒でも日によって勉強に向かう姿勢、やる気が変わります。

部活で疲れていたり、怠けたく気持ちになることもあるのです。

集団指導のメリットは、とても近くに仲間やライバルがいることでしょう。

同じように部活で疲れた状態でも頑張っている仲間を見ると、自然と自分も頑張ろうという気持ちになります。

怠けたい気持ちになっても、ライバルの存在が良い刺激になります。ビジネスシーンではストレッチ目標と呼びますが、ジャンプしてギリギリ届く目標が最適な目標とされています。

ライバルに負けまいという気持ちが、限界以上の力を引き出してくれるのです。

これは、学力のレベル別にコース設定されているケースも同様になります。

ひとつ上のレベルのコースで勉強したいという気持ちが、さらなる頑張りに繋がるのです。

仲間やライバルとの切磋琢磨が、生徒のモチベーションを高めてくれるだけではありません。

自分で解決しようとする自己解決能力や自学力を伸ばすこともできます。

学習塾の質にもよりますが、一般的に比較すると、集団指導は個人指導に比べて料金が安いというメリットもあります。

集団指導のデメリット

集団指導といっても、1教室に10人くらいの学習塾もあれば、100人を超えるくらいの学習塾もあります。

多い人数の場合は、学力レベルが高いコースになります。

すると、授業中に質問をすることはまずできません。授業の展開を止めることになるので、生徒自体が周囲に気を遣うのです。

優秀な講師は、あえて発問することよって生徒たちの困っている部分のケアをしますが、これは講師の質や経験値によって異なってきます。

授業進度の速度やレベルは、コース内の学力中間層より下に合せることはしません。

むしろ中間層より上に設定します。そうしなければ優秀な生徒たちから不満が続出するためです。

学校の授業レベルよりも必然的に高い状況になります。学校の授業についていけない生徒は、集団指導の学習塾に通っても理解度や成績は上がりにくいのです。

緊張感が高い状態で勉強していくことになりますが、頑張ってついていこうとしても理解できないこともあります。科目ごとに得意、不得意があるでしょうが、英語・数学でついていけない状態だと致命傷です。

例えば、数学で二次方程式が解けないと、二次関数は解けませんし、三平方の定理を利用するような図形の問題も答えを導くことはできないのです。

 

積み重ねの科目は、ついていけなくなると取り返しがつかなくなることがありますので、注意が必要です。