一般選抜入試激減中!どうなる❓大学入試❓

一般選抜入試激減中!どうなる❓大学入試❓

以前から、大学受験激変中の話はしてきましたが、さて、この後昔ながらの一般選抜入試は、どうなっていくのでしょうか? 以下、産経新聞よりの抜粋です。

12月までに大学の合否が決まる「年内入試」が大学受験の主流となる中、受験業界も変化しつつある。大手予備校「河合塾」は、令和5年度から塾生向けに行っていた年内入試対策の講座を、今年は塾生以外も受講可能とした。6年の受講者は約300人に達したが、「もっと早く受けたかった」などといった声が多く寄せられているという。

河合塾広報センターの担当者は「河合塾は一般選抜を受ける塾生が多い。年内入試を第一志望とする、これまでと違う層も取り込んでいきたい」と息巻く。

文部科学省の調査では、6年度の国立大で総合型選抜による入学者が占める割合は6・1%、学校推薦型選抜は12・4%、私立では総合型19・0%、学校推薦型40・3%に及ぶ。

私立大は約6割が年内入試による入学者で、河合塾の担当者は「すでに志願者が集まる大学と集まらない大学に二極化している」とした。

一方、高校側の心中は穏やかではない。年内入試で早期に進学先を決める生徒の卒業までの間の学習意欲の低下や、受験を控える他の生徒への影響が懸念されるからだ。

全国高等学校長協会は「3年間の成果を見てもらうのが本来の入試。入試が早まると学校行事や部活動の期間も少なくなり、人間形成の面もおろそかになる」と危惧する。特に、今年度からは、これまで実施が認められていなかった学力試験による年内入試が、小論文や面接などと組み合わせれば可能となり、利用する大学の増加を不安視。中には、配点の9割を学力試験にあてる予定の大学もあり、一般選抜と大差ないと反発する。

同協会は「抜け道を探るような高等教育機関としてあるまじき状況が見受けられる」と、是正を求める意見書を今年7月1日に各大学団体に送った。大学入試の形骸化を懸念している。

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