数学理科が苦手な新中3(現中2)の生徒・保護者の方へ

数学理科が苦手な新中3(現中2)の生徒・保護者の方へ
 
 数学理科が苦手な新中3(現中2)の生徒は、次の学年末定期テストは、かなり苦しくなると思います。
 というのは、今回の数学は証明がテスト範囲の中心で、計算の範囲はできるけど、図形は苦手で、ましてやそれを文章で表現するのは、数理が苦手な生徒さんにとって、地獄の苦しみになるのではないでしょうか?
文系の保護者の方なら、お分かりかと思うのですが、仮定・結論・定理・定義・逆・反例等の難解な数学用語や、普段使いしているのに使い方がわからない言葉、よって、より、~から、すなわちなどの言葉に苦手意識が勝ってしまって、証明文を書くのが怖くなり、そのことから、数学のつらい気持ちだけが先行して、他の科目の勉強までおろそかになってしまいます。
 加えて、理科の今回は電気が範囲となり、電流がAと言ったりIと言ったり、抵抗がΩと言ったりRと言ったり、電圧はVしか言わないし、並列回路では、各抵抗を流れる電流の大きさの値の比は、各抵抗の値の逆数の比と等しいとか、難解な理科用語、帯電、放電。陰極線、磁界、フレミングの左手の法則、電磁誘導、誘導電流などもでてきます。
 理系の保護者さんからは、何を悩んでいるの?ということになるでしょうが、数学理科が苦手な生徒さんにとっては、死活問題のはずです。
 このタイミングで、数学理科が苦手な生徒に事前準備と結果に過剰な圧をかけたりすると、一瞬で勉強嫌いの子が出来上がりますので、保護者の方は注意が必要です。
そこで、提案です。数理のテスト結果については、片目をつぶってみてあげましょう。その代わり、主要5教科の合計点は崩さないとか、副4教科の点数を上げるとかして、目標を少し変えてあげるのもよいかと思います。
また、公立中学の数学は、前半、代数(計算範囲)後半、図形を習うので、3年の1学期は、式の展開・因数分解・平方根と完全に計算の範囲となります。なので、1学期は成績アップの最高のチャンスとなります。
理科についても、3年の1学期は、生物範囲(遺伝など)暗記すれば、得点できる範囲となる中学が多いので、これもチャンスがやってきます。
まとめます。数学理科が苦手な新中3(現中2)の生徒にとっては、今回の定期テストは厳しい冬を迎えるような感じとなります。しかし、目標を少し変えて、主要5教科の合計点や副4教科の点数を上げるということに徹してみましょう。
そうすると、過ごしやすい数理の点数がとりやすい春(1学期)がやってきます。ただ、注意しないといけないのは、このことで現在の難しい数理のテスト勉強をさぼっていいということではありません。
唐突ですが、現中2の皆さん!あなた方は、もうすでに受験生ですよ!
その時々で得点計画をしっかり立てさせたい塾屋より 

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