成績を上げるって ?何を目指して成績を上げるの? 9月19日号

  

成績を上げるって ?何を目指して成績を上げるの?
私も含めて、ほぼすべての塾屋さんが、成績を上げますと世の中に訴えています。今日は、その成績を上げるということについて、40年の塾歴から感じる疑問点について語らせていただきます。
① 定期テスト成績をすぐ上げるということはできるが、上げ続けることはできない!
あまり勉強してこなかった生徒さんの成績を上げるのは、結構簡単。特に定期テスト。出るところはほぼ決まっているので、入塾直後の定期テストの点数を上げるのは簡単。
 問題点
1) 調子に乗って、次のテストの時に手を抜いてしまう?
2)保護者が、焦って過剰な期待を寄せて本人がしんどくなる?
3)塾の側もホットしてしまう?
4)科目によっては、次のテスト範囲がとても難しい?
5)熱心なクラブでテスト最中に大切な試合が続く?
② 範囲の広い実力テストは、なかなか成績が上がらない!上げるのが難しいと大人も生徒も思いがち。時間をかければ、少しずつ上がってくる?
 問題点
1) たいていの塾のコマーシャルは、定期テストのアップがほとんど。実力テストが上がったとのコマーシャルは全くと言っていいほどない?WHY?
2) 大人のほうも、普段からやっていないなら、直前にやっても意味がないというが、子供にとっては、勉強しなくていい最高の言い訳になる?
3) 範囲の広いテストの実力をつけるのは、普段の生活から整えないといけない息の長い作業になる。それまで、生徒・保護者・先生ともに待ちきれない時がある?

 いろいろ失礼なことを含め書いてきましたが、よくよく考えると、①の内容は、お医者さんで例えると、すぐ熱が下がる対症療法で、②の内容は、疾患の原因を取り除き、根治を目指す原因療法なのかもしれません。
 国としても、既知のことを習得する学習から、課題を自ら見つけ、解決していく探求型の学習法や入試制度に取り入れつつあります。(時代が根治療法を求めている?)
 そのことから考えると、範囲の広い実力テストへの対策は、まさに探求型になるのでは?入試の方法も多岐にわたっており、探求型でないと対処しにくくなってきました。
 当教室、および私は、①の定期テスト成績アップは当然のこと、②の範囲の広い実力テストを基軸として探求しながら激変しつつある入試の状況に、子供たちや保護者の方々と一緒に立ち向かっていきたいと思っています。
とにかく成績を上げますしか言えない塾事情に飽きてきた寺浦先生より
おまけ:私立中高連による説明会・オープンスクール情報
オープンスクール情報0919

ECCベストワン新金岡校
堺市北区長曽根町815-2 トリニティ・コート新金岡1階
電話:072-250-9930

新金岡校についてはこちらから
成績UP実績
  • 無料体験学習申込み受付中