中学受験で塾を選ぶ際の注意点

進路指導の実績を確認する

中学受験のために、個別指導塾に通うことを検討されている場合は、まずは「合格実績」に注目してください。

基本的にはすべての塾で合格実績を公表していますので、比較しやすく、わかりやすい目安になります。

特に志望する中学校にどのくらいの合格者を輩出しているのかは重要です。

実際に合格者を輩出しているということは、合格するだけの学力をつけることができることを示しています。

中学校によって「出題される問題の難易度」、「配点」、「試験時間」、「解かなければ合格できない問題」、「捨ててもいい問題」は異なります。

どんな出題傾向なのか、毎年の最新の入試情報を踏まえて指導しているかどうかは大切なポイントです。

料金が安いから指導経験が乏しい、料金が高いから指導経験が豊富、とは一概に言えませんので、どのような教材を使用して、どんな対応をしてくれるのか、事前にしっかりと確認しておくといいでしょう。

新設の塾は指導実績がほとんどありませんので、合格実績だけが目安になるわけではありませんが、志望校合格に見合った学習アドバイスという点まで不安に感じるようでしたら、検討の余地があります。

進路指導の内容を確認する

志望校合格までのプロセスを明確に提示できる塾は信頼できます。

「何月までに」、「どの科目を」、「どこまでの偏差値まで伸ばしていくのか」、「そのために何が必要で」、「塾ではどんな対応をしてくれるのか」、「先々どんな問題があり」、「どう克服していかなければならないのか」、具体的であればあるほど、的確な指導が期待できます。

入塾時だけ熱心に対応してくれるが、その後は放置状態という塾もあります。

入塾後もどれくらい親身に相談に乗ってくれるのかは、予定されている年間の面談回数を確認してみてください。

小学生は多感な時期で、様々な影響を受けて成績も左右されます。

お子様に変化があれば、できるだけ早く講師が気づき、対応していく必要がありますし、当然、ご家庭とも共有していかなければなりません。

毎月面談を実施している個別指導塾が理想でしょう。

年間8回～10回という面談が予定されているのであれば、ほぼ毎月面談してお子様の変化に敏感に対応できます。

この面談回数を目安にしてください。