中学英語と受験対策のポイント
長文読解の勉強方法
高校入試問題の英語を攻略するために必要なのは、「長文読解」です。
私立高校であれば文法問題も数多く出題されますが、どちらにせよ差がつくのは長文問題になります。
どうすれば、長文の読解力は身に付くのでしょうか?
そもそも中学生が英文法を学習するのは、長文の読解力を身に付けるためです。
ですから、長文問題対策には、英文法を勉強することが効果的です。
ポイントは「英文を全文書く」ことになります。
演習した穴埋め問題についても、全文書いて、さらに和訳までつければ長文問題の対策になるのです。
しかし公立中学校では、なかなか整理して英文法の授業をしてくれません。
結果として、定期テストでは英語で高得点が取れても、実力テストでは通用せずに点数が伸び悩む傾向が強いです。
中学生の早い段階から、英文法の力をしっかりと高めておくことが大切になります。
大阪府公立高校入試 英語Cの改革について
大阪府では平成29年度の公立高校の入試より、英語の難度を上げています。
これは、将来的に高い英語の力を要求されるためです。
基礎内容の英語A、標準内容の英語Bに関しては、変更はありませんが、発展内容の英語Cについては大きく変更されています。
難度はこれまでの3倍になったと考えていいでしょう。
まず「速読」が求められます。
従来であれば1分間に35語読むスピードで対応できたのですが、これからは1分間に96語読むスピードが必要です。
問題文もすべて英文となっています。
さらに聞く力「リーディング」と書く力「ライティング」の配点が高くなっています。
リーディングは全体の33%を占めており、ライティングも全体の20%と以前よりも問題量がアップしています。
この場合のライティングは「ただ英語の知識があって、英文を書ければいい」、というレベルではなく、「自分の考えをまとめ、それを英語で伝える」ためのライティングです。
つまり、知識があっても高得点は取れません。
「いかにその知識を使えるのか」が問われることになるのです。
英文法の勉強、長文読解の勉強を通して、「真似をして、今度は自分の考えも書く」という練習をしていきましょう。
この力こそが、これから先の大学入試まで通用する英語の力を育みます。
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