中学校になって一生懸命勉強しても伸びない子がいる? Part2
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やる気十分で入塾。でも、なかなか成績が伸びないという生徒さんがときどきいます。特に、数学・理科でその傾向が目立ちます。その理由のほとんどは、小学校での学習内容が定着理解されていないことによるものです。今日は、そのうち理科についてお話しましょう。
ポイントは、まず、理科には、数学のように積み上げの科目、物理・化学と社会のように暗記範囲が多い生物・地学の範囲です。
この2つの分類のうち暗記範囲が多い生物・地学(いわゆる2分野)を苦手とする人はあまりいません。苦しむのは、積み上げの科目、物理・化学(いわゆる1分野)が多いようです。
物理・化学よりも生物・地学に指導時間を費やす小学校が多いということに加えて、小学校の指導内容に結構、物理・化学の範囲の基礎になる学習範囲があったということを意外と、知らない保護者の方、危ないのは、中学生主体の学習塾の(小学生の指導経験が少ない)教師が知らないということです。
今回は、化学の範囲で中学校までに習う内容を書いてみましょう。
[小学校]
小3:体積・形・重さ、小4:氷・水・水蒸気(水の三態)、小5:物が水に溶ける量の限度・変化、小6:燃焼の仕組み・酸性・中性・アルカリ性・気体が溶けている水溶液・金属を変化させる水溶液・・・・およそこのような内容を小学校で習います。
[中学校]
中1:気体の発生と性質・溶解度と再結晶・状態変化・物質の融点と沸点、中2:原子・分子・酸化と還元・化学変化と質量の保存、中3:イオン・酸・アルカリ・中和と塩・・
⁂小5の物が水に溶ける量の限度・変化は、中1の溶解度と再結。小4の氷・水・水蒸気は、中1の状態変化。小6の酸性・中性・アルカリ性は、中3の酸・アルカリ・中和と塩と密接につながっています。
ほとんどの理科嫌いの生徒さんとの会話です。「これ、小学校で習ったから覚えてるやろ?」「え~、習ってない。」私たちはここから指導をスタートします。
授業で追いかけるのは、限界があるので、時々、小学校の理科の問題集を宿題に出したりすると、結構乗り越えられます。小学校の指導内容は、中学校の指導内容と密接にかかわっています。小学校と中学校の間で指導内容の生徒個人個人の理解度の引継ぎは、あまり行われていないようです。加えて、中学生中心の塾の先生はご存じない方が多いようです。
加えて、理系や国公立大学に進学したいという方は、将来、理科は必須です。英数だけにかかわっていては、理系や国公立大学への進学は困難になると思われます。
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