2022年第1回英検準1級2次試験所感

2022年第1回英検2次試験:7月3日(日)

英検準1級取得者の若林です。英検2次試験、大変お疲れ様でした。英検の受験生の皆さん、手ごたえはいかがでしたでしょうか?

2022年第1回英検準1級2次試験の面接問題No.2~No.4(面接カードを見ずに答える質問)につきまして、質問を下記に記します。難易度的には、No.2とNo.3はやや難、No.4は難、と考えます。(試験会場により、同じ質問であるとは限りません。あと2パターンはあります。)

No.2【最近マナーの悪い人が増えていないか?】
過去問【人々の公共マナーは今日の社会でさらに悪化しているか?】の変型。ポイントは【マナー】
Yesで、公共交通機関で携帯で大声でしゃべったり、電車で脚を広げて二人分の席を占めたりしている、路上にゴミを捨てたりして、他人の迷惑を全く考えない(totally inconsiderate toward other people)、と答えれば説得力のある解答になると考えます。

No.3 会場によって、2パターンあるみたいな様です。
【もっと世界中の人と仕事をした方がいいと思うか?】
⇒ポイントは【世界】=英検定番トピックの【グローバリゼーション】
Yesで、世界中の人々と仕事をすれば、外国語を含む海外の文化について学ぶ素晴らしい機会が増え(providing a wonderful opportunity to learn foreign cultures including foreign languages)、文化的視野を広げる(broaden their cultural horizons)と答えれば説得力のある解答になると考えます。

【同僚ともっと仲良くすべきか?】
⇒こちらのトピックが難しいです。ポイントは【同僚】。Yesと答えた受験者が多かったのではないでしょうか。たしかに、同僚と仲良くすればするほど、横の繋がりは強くなります。しかし、社会はタテとヨコの関係で成り立っているため、逆に、タテの繋がりが弱くなります。答えは、Noで、いろんな種類の人がいることで社会は成り立っているため、多様性を失う(Society will lose diversity)、と答えれば強い説得力となります。

No.4【政府は国内の農家を守るべきか?】
⇒これが一番難しいです。
ポイントは【政府】【国内の農家】
答えにくかった受験生も多かったのではないでしょうか?国内の農家から日本の農業を指しており、また、農業はSDGsの17項目の一つであるため、Yesとまでは言えると考えます。問題は説得力のある理由です。これを紐解くには、【政府】は日本の政府であるため、【岸田内閣】、【国内の農家】を【日本の農業】と置き換えれば、次のように言い換えることができます。
「岸田内閣は日本の農業を守るべきか?」
これから、答えは、Yesで、岸田内閣が掲げる【新しい資本主義】の中に、日本の農業により、経済を活性化させることが掲げられているため、経済を活性化させ、新しい資本主義を創るためには(in order to promote the economic growth and create the new capitalism) 農家を守るべきである、と答えれば説得力のある解答であると考えます。

今回の英検準1級の2次試験は、前回の2021年第3回の時と比べると難度が上がってきています。常日頃から社会の出来事に関心を持ちながら、自分の意見を言えるように準備することが、英検準1級の合格の秘訣であると考えます。今後の英検準1級の2次試験対策の参考にしていただければ幸いです。

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