0321 教育費用あれこれ・これだけの種類の教育費用がいりますよ!

教育費用あれこれ・これだけの種類の教育費用がいりますよ!

今日は、教育費用の内訳にはどのようなものがあり、それらがどのくらいの金額になるかを、日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」から抜粋してご紹介しましょう。
 これからは、大学進学までの資金面での見通しをたてているご家庭とそうでないご家庭では、大きな差がつく時代が来ているので、以下のようなことを事前に知っておけば、ことに及んで慌てることはないと思われます。教育資金面でも、大学卒業まで情報面でサポートできることが、よい塾の条件になっていきそうです。では、結構細かくて読みづらいかもしれませんが、ご一緒に勉強していきましょう。

◎教育費用にはどのようなものがある?
1. 入学費用 1年間に高校以上の学校へ入学するためにかけた費用
受験費用 (受験したすべての学校・学部の受験料・受験時の交通費宿泊費            
     学校納付金 (入学金・寄付金・学校債など入学時に学校に支払った費用)
     入学しなかった学校への納付金

2. 在学費用 1年間に小学校以上の学校に在学中の子供にかける費用の見込み額
     学校教育費 (授業料・通学費・その他の学校教育費)
家庭教育費 (補習教育費 学習塾・家庭教師の月謝・通信教育費・参考書・問題集の購入費・おけいこごとの費用)

3. 自宅外通学者にかける費用
1) 年間の仕送り額(在学費用分は除く)
2) 自宅外通学を始めるための費用(アパートの敷金・礼金・家事道具の購入費など)

☆各教育費用の内訳
 ◎入学費用
 ・子供1人当たりの入学費用は、高校が35.0万円(前年調査36.5万円)、高専・専修・
各種学校が50.2万円(同50.4万円)、短大が73.0万円(同 60.4万円)、大学が81.1
万円(同89.7万円)
・私立大学の入学費用は理系で88.8万円(前年調査94.2万円)、文系で81.8万円(同
95.1万円)、国公立大学の入学費用は67.2万円(同77.0万円)
◎在学費用
 ・子供1人当たりの1年間の在学費用は、高校が75.6万円(前年調査69.9万円)、高専・専修・各種学校が116.9万円(同130.6万円)、短大が137.0 万円(同158.3万円)、大学が149.9万円(同157.3万円)
 ・私立大学の1年間の在学費用は、理系で183.2万円(前年調査192.2万円)、文系で152.0万円(同152.1万円)と、理系で国公立大学(103.5万円 (同115.0万円))のおよそ1.8倍(同1.7倍)、文系でおよそ1.5倍(同1.3倍)
◎高校入学から大学卒業までにかける教育費用 -子供1人当たり942万円
 ・入学費用と在学費用(入学・在学費用)を累計すると、子供1人当たりにかける費用は、高校3年間で261.8万円(前年調査246.2万円)となっ た。大学に入学した場合680.7万円(同718.9万円)が加わり、高校入学から大学卒業までにかける入学・在学費用の合計は942.5万円と前年調査 (965.1万円)より22.6万円減少
 ・高校卒業後の入学先別にみると、私立大学に入学した場合の累計金額は、文系で951.6万円(前年調査949.7万円)、理系で1,083.4万円(同 1,109.2万円)、国公立大学では743.0万円(同783.2万円)
◎在学費用の負担 -世帯年収に占める年間在学費用の割合は15%
 ・世帯年収に占める年間在学費用(子供全員にかける費用の合計)の割合は、平均14.9%前年調査15.9%)となった。分布状況をみると、負担割 合「10%以上20%未満」が35.4%(同33.9%)と最も多い
 ・年収階層別にみると、「200万円以上400万円未満」世帯の平均負担割合は26.7%と、前年調査(31.7%)より5.0ポイント低下
◎自宅外通学者がいる世帯
 ・自宅外通学者のいる世帯の割合は、全体の28.1%(前年調査27.4%)を占めた
◎自宅外通学者への仕送り額 -年間平均95万円-
 ・自宅外通学者への仕送り額は、年間平均95.8万円(月額7.9万円)と、前年調査(90.3万円)より5.5万円増加
◎自宅外通学を始めるための費用 -入学者1人当たり38万円-
 ・自宅外通学を始めるための費用(アパートの敷金や家財道具の購入費など)は、入学者1人当たり平均38.7万円(前年調査39.3万円)
◎教育費の捻出方法 -「教育費以外の支出を削減(節約)」、「子供がアルバイト」、「奨学金」、「預貯金や保険」が上位-
 ・教育費の捻出方法(何らかの対応をしている世帯)は、「教育費以外の支出を削っている(節約)」が28.6%(前年調査29.5%)と最も多く、以 下「子供(在学者本人)がアルバイトをしている」(21.5%(同21.5%))、奨学金を受けている」(19.2%(同18.6%)、「預貯金や保険などを取り崩している」(18.8%(同20.4%))
 ・節約している支出としては、「旅行・レジャー費」が62.2%(前年調査62.3%)と最も多く、以下「外食費」(59.8%(同62.5%))、「衣類の 購入費」(38.9%(同41.6%))、「食費(外食費を除く)」(32.8%(同34.6%))

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