過去問って?

過去問って?
入試情報に偏っていたので、今日は、思いつくよしなしごとを書いてみたいと思います。この時期になると、過去問の話題がよく出てきます。
過去問は、学校によって内容・形式は変わりますが、それは、学校側が、こんな問題を解いてほしい。ここはわかっておいてほしいというメッセージだと考えればよいと思います。
また、過去問は、時間を計って解くだけがすべてではありません。学校によって、出題される問題・配列が決まっているはずです。例えば、数学の大問1は、必ず計算問題が6問出題されていて、その配列は、いつも同じといった風です。それは、先生側からすると、お医者さんの血液検査みたいなもので、どこが、わかっていてどこが分かっていないか理解度を調べるためのものです。
同じ配列になると、毎年出る問題や範囲を見つけることが重要になってきます。即ち、問題の出題傾向を研究・分析し、対策を練り、それに従って類題などの問題を演習していくことが大切です。
そのことから考えると、全部の問題を通して解くのではなく、社会なら、地理範囲ばかり、理科なら、化学範囲ばかり解いてみるのも面白いかもしれません。
 時間を計って。得点を出して一喜一憂するだけで、やり直したり、類題を解いたりを全くしないのは、意味がないかもしれません。
さらに、掘り下げていくと、その傾向を読み取った後で、どこで得点していくか?どこを捨てるか?合格基準点に対して何点を目指すか?という得点計画を立てる必要がでてきます。
 過去問は、何度も解くことも重要です。1回目よりも2回目3回目のほうが、理解が広まり、深まることを必ず感じるはずです。一回解いたからもういいでは、合格は程遠いものになると思います。解説もしっかり読み込みましょう。
最後に、言い換えると、入試の過去問の勉強は、個々の問題の傾向と出題意図を研究し、いかに合格基準点にたどり着くかを考えながら、演習していくという点において大人が資格試験を受けるときの手法に似ているかもしれません。
それでは、皆さんの過去問が使い古してボロボロになり、それが合格という幸せを運ぶ宝物となるように。
過去問とともに40年の塾屋より

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